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館長あいさつ

本学図書館の特色をさらに強化するために

 今年度から2年間、図書館長を務めることになりました。大学図書館は従来から大学における学生の学習、教員が行う教育と研究活動を広範に支える重要な学術情報基盤の役割を担っていますが、時代の変化を受けて求められる大学図書館像も変わってきています。
 2010年12月に科学技術・学術審議会学術分科会が大学図書館の整備についての審議をまとめた中で「変革する大学にあって求められる大学図書館像」に言及していますが、インターネット上の多様な情報資源に対して学生、教職員が容易にアクセス可能となるなど電子化の進展と学術情報流通の変化、18歳人口の減少、国公立大学の法人化、国公私立大学の基盤的経費の削減傾向等による大学を巡る環境変化を受けて、大学図書館に求められる機能と役割として、次の4点を挙げています。
 1)学習支援及び教育活動への直接の関与
 2)研究活動に即した支援と知の生産への貢献
 3)コレクション構築と適切なナビゲーション
 4)他機関・地域等との連携及び国際対応
 本学は2000年4月の開学以来、岐阜県民の誰もが健やかに暮らすことができることを目指し、看護サービスの質の向上に貢献することを使命としてきましたが、本学図書館も平成27年12月現在で約86,000冊の蔵書を収め、看護・医学関係の専門図書は約42,000冊を所蔵し、特に看護分野に関しては県内有数の蔵書数で学習や研究を支援しています。また、看護関連の専門雑誌を中心に国内外の雑誌を約320タイトル購入しているのも大きな特色のひとつと言えるでしょう。現在は学習に役立つサイトや電子化された資料などさまざまなコンテンツ収集にも力を入れています。
 さらに、単なる情報収集の場ではなく、学生に主体的な学習を促す場であり、知識を活用し、生涯学び続ける基礎的な能力を身に付けた学生を育成するために多様な学習ニーズに対応したさまざまな支援も行っています。最近では、インターネットを使って情報検索し、仲間と相談や議論をしながらレポートを作成するなど、学生の学習スタイルの多様化に合わせたラーニングコモンズ的な「学びの場」を提供したり、図書館職員からのレファレンスサービスなどの「人的支援」を随時受けられるようにしています。学部学生、大学院生を対象にした図書館の利用ガイダンスや文献検索講習会、県内看護職(養護教諭を含む)の方を対象にしたグループ単位の文献検索講習会も開催しています。
 今日の大学図書館に求められている前述の1)から4)の機能と役割について、まだまだ不十分な点は多々ありますが、限られた予算と人員の中で、学部学生、大学院生、教職員と協力しながら、少しずつ着実に強化していきたいと考えています。
 学内外の皆様にとって利用しやすい図書館運営をこれまで以上に図書館職員一同目指していきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2016年4月
図書館長 会田敬志

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