記念講演の詳細

記念講演

記念講演では、座長の小西美智子学長より、平山朝子名誉学長の経歴をご紹介した後、平山朝子名誉学長より、『岐阜県立看護大学の創立の理念とこれからの展望』と題して、岐阜県立看護大学設立に関わる社会的背景、本学の設立理念と目的、これからの展望という3つの視点でご講演をいただきました。

講師:平山朝子名誉学長

座長:小西美智子学長

講演の要旨

岐阜県立看護大学設立に関わる社会的背景

日本社会は、高齢化が進んでいく中で、施設内および地域全体でのケアの体制の整備において、看護への期待が高まりました。しかし、18歳人口は減少し、看護が若者にとって魅力を持つ職種に変革していかなければならないことが議論され、1992(平成4)年に「看護師等の人材確保の促進に関する法律」が施行されました。看護職者を量的に増やし、看護指導者層を「大学・大学院」で育成し、看護学の大学の社会的役割が改めて公認され、看護の就業者数は、2007(平成19)年に1.56倍増、2009(平成21)年に看護学科を設置している大学は約25%に及び、修士課程64%、博士課程30%が設置されています。

設立理念と目的

岐阜県は、総合福祉施策の一環として、資質の高い看護職を育成する方針を決め、2000(平成12)年に岐阜県立看護大学は開学しました。本学は、学士課程と大学院の教育を基本的な教育活動とし、看護生涯教育の拠点としての役割を担い、看護サービスの質の向上を目指し、共同研究を通して県内の看護職者の実践研究に対する関心を高めてきました。
看護学科は、生涯学習の出発点としての4年間の教育を行い、大学院教育は、所属施設で自身の課題を解決するために実践した取り組みを岐阜県看護実践研究交流会に報告して同業者評価を受けています。そして、実践研究に取り組む県内の看護職者の底辺を拡大してきています。

これからの展望

卒業者が専門性を高める生涯学習支援の方法の開発は、未だ不十分で看護学の高等教育機関の本質的な課題です。看護は、実践体験の中で看護の本質を深く理解することが上級レベルの学修や研究において不可欠で、個人単位の力量形成を支えることが大学活動の基本になります。したがって、今再び、創立の理念にかえって重視し、看護学の本来もっている社会的責任や使命を教育の人材育成の中で展開し、それが実証できるような大学にしていっていただきたいと期待しています。

平山朝子名誉学長の記念講演は、動画でご覧になれます

講演全体

動画は約45分です。

この動画を再生する
Flash Player ダウンロード

※Flash をご覧いただくには
 Adobe Flash Player が必要です。

3つの視点ごとに分割した動画でもご覧になれます

大学設立に関わる社会背景

動画は約17分です。

この動画を再生する

大学の設立理念と目的

動画は約17分です。

この動画を再生する

これからの展望

動画は約10分です。

この動画を再生する

小西美智子学長の『大学のこれからの展望』要旨

本学は、看護職者の生涯学習の拠点として、どのように役割を果たしていくのかということが課題です。卒業生が看護実践現場で専門性を発展させていくためには、絶えず研鑽が必要になり、人々の健康・福祉への貢献を果たしていくために、大学として支えていきたいと考えています。
卒業者や修了者がかかえている問題を共同研究で解決し、本学が看護専門職者の生涯学習の拠点となることによって、看護の質向上・発展ができれば、地域貢献としての役割を果たせるのではないかと思っております。今後もご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

小西美智子学長の『大学のこれからの展望』は、動画でご覧になれます

大学のこれからの展望

動画は約10分です。

この動画を再生する

最後に、平山朝子名誉学長へ後藤翔太岐阜県立看護大学同窓会長から花束を贈呈しました。

花束の贈呈

花束贈呈後の平山朝子名誉学長